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☆.。.:*・゚ Cooral Reef ☆.。.:*・゚

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第4話

A promise with you 第4話


「ひかりちゃん!大きくなったわね!」
中から出てきたのはまるでどこかの国の女王様のような服を着た人
「お、おばさん!あ、お久しぶりです。」
「久しぶり。遠いところからようこそ」
おばさんはこっちに来るようにと私に手招きし階段を上って行く。
私もその後ろをついて行く。
「ここがひかりちゃんの部屋よ。自由に使って」
おばさんはそういってドアを開く。
するとその部屋はとても広く、この部屋を一人で使うと思うと夢のようだった。
「あの、こんな良いお部屋を一人で使って良いんですか!」
私が聞くと
「ええ、7時になったらお手伝いさんが夕食を運んで来ると思うから
 何かあったらお手伝いさんに言ってね。私これから仕事で居ないの。
 明日は9時に起こしに来るから。じゃあ、おやすみなさい。」
「あ、おやすみなさい」
おばさんはそう言って部屋を出て行った。
今はちょうど6時半夕食まであと30分もあった。
久しぶりの遠出だったため私はいつもより疲れ、少し休むことにした。
ベットに横たわり静かに目をつぶった。
『智也君、ねえ、ねえ、どこに行くの?』
『良いからついて来い。オレが良いとこに連れてってやる』
『??』
『ねえ、智也君もうお外真っ暗だよ。おばさんに怒られちゃうよ』
『もうすぐだからついて来いよ。ここを通り抜けたらすぐだから』
『ねえ、智也君どこまで行くの??』
「ひかりさん」
『智也君』
「ひかりさん、ひかりさん」
『智也君ちょっと待って…』
「ひかりさん…ひかりさん」
「うん…ん」
私は目を覚ます。
「ひかりさんおはようございます。もう朝ですよ。よく眠れましたか?」
私の前にはカーテンを開けるお手伝いさんが
「おはようございます。」
その時、私は昨日の事を思い出した。
そう私は30分だけと思いベットに横たわりそのまま眠ってしまったのだ。
「朝食は食堂のほうへ奥様がご一緒したいと…。ご案内します」
「はい」
私はお手伝いさんと一緒に食堂へ向かった。
食堂までは階段を下り右へそこをまっすぐ行き、曲がると大きな扉があった。
お手伝いさんがその扉を開くすると長いテーブルが
「うわーすごーい」
私は思わず言葉にしてしまった。
無理もないこんな食堂はテレビでしか見たことがなかったからである。
私は食堂の中へと進む、一番奥の席におばさんが昨日と変わらないくらい綺麗な服を着て
座っている。
「おはようございます」
「おはよう!ひかりちゃんどうだったよく眠れた?」
「あ、はい」
「座って」
私はいすに座るようにと言われ席につく、すると先ほどのお手伝いさんが朝食を運んでくる。
静かにお皿を2人分並べていく。でも、あっと言う間に並べ終わる。
私は「ありがとうございます」という気持ちを込めてお辞儀をする。
「さあ食べましょう。」
「あ、はい、いただきます。」
まず私はスープから飲み始める少し立ってから
パンを食べる私はふと顔をあげるとおばさんはニコニコと私を見ている
「あ、あのうどうかなさいましたか?」
私は気になって聞いてみる。
「あ、うんん。なんでもないのよ…そうだひかりちゃんにプレゼントがあるの」
「え??」
おばさんはプレゼントを取りに行くといい食堂を出て行った。
いったいなんだろうと思っていると2・3分も立たないうちにおばさんは戻ってきた。
「これこれひかりちゃんあけてみて」
私はそう言われあけてみる、すると中からは…


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